3度塗りの必要性

外壁塗装の持ちを左右する最大のカギは、下塗り・中塗り・上塗りの『3度塗り(下地1回+仕上げ2回)』を徹底することです。手抜き工事や悪徳な業者ほど工程を省いて『2度塗り』で済ませてしまうことがありますが、塗料メーカーの規定でも3度が基準と定められています。

3つの工程とそれぞれの役割

工程役割・目的具体的な内容
下塗り外壁材と仕上げ塗料を強力に密着させる土台作りシーラーやプライマーを使い、外壁の吸い込みを止める
中塗り塗膜に十分な厚みを持たせ、塗料の性能を安定させる上塗りと同じ塗料を塗り、平滑な下地を作る
上塗り美しい見た目を作り、紫外線や雨から家を守り抜く最終的な仕上げ。色・ツヤ・耐久性を決定する

3度塗りを省くとどうなる?(手抜き工事のリスク)

密着不良による早期の剥がれ

下塗りを省いたり適当に済ませると、1~2年で塗膜がペリペリと剥がれてきます。

塗膜の厚み不足

中塗りを省くと規定の塗膜厚が確保できず、遮熱・防水などの機能が半分以下になります。

耐用年数の激減

15年持つはずのハイグレード塗料でも、5~7年で再塗装が必要になるケースがあります。

施主が施工中にチェックすべき3つのポイント

塗料の「缶数」を確認する

見積もり通りの缶数が現場に搬入され、実際に使い切っているか空き缶をチェックする。

工程ごとの写真提出を依頼する

「下塗りが終わった状態」「中塗りが終わった状態」をスマホで撮影してもらうよう契約前に約束する。

乾燥時間を守っているか見る

塗料が完全に乾く前に次の工程に進むと密着不良の原因になるため、気候に応じた乾燥時間を置いているか確認する。

適切な3度塗りは、大切な住まいの寿命を10年単位で伸ばすための絶対条件です。安心できる塗装工事のために、業者選びの段階から「3工程を写真で報告してくれるか」を必ず確認するようにしましょう。