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近年増加するリフォーム訪問販売の悪徳業者と外壁塗装に潜む危険性について!

2025年3月24日

訪問販売の外壁塗装に潜む危険性について

最近、現地調査へ行くと過去の外壁塗装でトラブルに会ったお客さまに出会います。

よく聞くのが、自社専用塗料による外壁塗装工事でのトラブル、、

私が思う事は、私たち塗装工事の専門家がもっと情報発信をしていかなければと。

近年インターネットやSNSの普及により、情報を届けやすい環境になってきています。

リフォーム市場が盛り上がりを見せる中、一部の悪徳業者によるトラブルが増加しています。

特に、訪問販売を通じた外壁塗装の契約において、多くの消費者が被害に遭っています。

この記事では、リフォーム訪問販売の悪徳業者がどのように巧妙に消費者を陥れるのか、

そして外壁塗装に関連した具体的なリスクについて詳しく解説します。また、被害を防ぐための対策も併せてご紹介します。

リフォーム訪問販売の現状

リフォーム業界では、訪問販売を通じた契約が一定数存在します。

自宅に業者が直接訪れ、外壁や屋根の劣化を指摘し、修繕の必要性を訴える手法です。

この手法自体は違法ではありませんが、悪徳業者がこれを悪用し、以下のようなトラブルを引き起こすケースが目立っています。

悪徳業者の手口

  1. 緊急性を煽る
    「このままでは雨漏りが始まる」「耐震性に問題が出る」といった恐怖心を煽り、即決を促します。消費者は焦って正しい判断ができなくなり、高額な契約を結んでしまうことがあります。
  2. 相場感覚を利用した不当な価格提示
    外壁塗装の相場は、一般的に120~150万円程度ですが、悪徳業者はこれを大幅に上回る金額を提示します。一方で、極端に低価格で魅力的に見せ、後から追加費用を請求する手口もあります。
  3. 偽装のアフターサービス
    「5年間の保証付き」と説明しながら、実際には契約後に連絡が取れなくなるケースがあります。最初から手抜き工事を計画している場合も少なくありません。
  4. 偽装された技術者資格
    資格を持たない作業員が工事を行い、技術力不足から不備や不良が生じるケースがあります。「一級塗装技能士」などの資格が記載されていても、実際には偽造されたものだったという例も報告されています。

外壁塗装に潜む具体的な危険性

訪問販売の悪徳業者が外壁塗装をターゲットにする理由は、一般消費者が専門的知識を持たないため

、判断が難しい分野である点にあります。外壁塗装に関連する危険性をいくつか挙げてみましょう。

1. 塗料の品質に関する問題

悪徳業者は低品質の塗料を使用することでコストを抑えます。この結果、塗膜がすぐに剥がれたり、十分な防水性が確保されないといった問題が発生します。

2. 適切でない施工方法

正しい下地処理を行わないまま塗装を進めると、見た目は一時的にきれいになっても、耐久性が著しく低下します。外壁塗装は下地の清掃、ひび割れ補修、下塗りなど複数の工程が必要ですが、これらを省略するケースがあります。

3. 適正価格の無視

外壁塗装の相場は塗料や施工範囲によって異なりますが、過剰請求や追加費用の発生が問題です。「足場代」「養生費」などの名目で契約後に多額の請求を受けるケースもあります。

4. 耐久年数の偽装

「この塗料なら20年以上持ちます」といった説明を受けても、実際には5年程度しか持たないこともあります。消費者が信頼して契約するも、実際には塗料の選定や施工方法が不適切な場合があるのです。

悪徳業者の見分け方

では、悪徳業者に引っかからないためにはどうすれば良いのでしょうか?

以下のポイントを押さえておくと、被害を未然に防ぐことができます。

1. 突然の訪問を警戒する

2. 複数社から見積もりを取る

悪徳業者は相場よりも大幅に高い、または不自然に安い見積もりを提示します。必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討してください。

3. 口コミや評判を確認する

4. 資格と登録を確認する

信頼できる業者は、建設業許可番号や適切な資格を提示します。また、業者が加盟する業界団体も確認してください。

安心して外壁塗装を行うために

悪徳業者に遭遇しても、冷静な対応を心掛けることが大切です。

以下の3つのステップを参考にしてください。

  1. クーリングオフ制度の活用
    訪問販売で契約した場合、契約書を受け取った日から8日以内であれば、無条件で契約を解除できます。法律で定められた消費者の権利です。
  2. 相談窓口に連絡する
    各自治体の消費生活センターや国民生活センターに相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。また、弁護士や専門家の意見を求めるのも有効です。
  3. 信頼できる業者を選ぶ
    過去の実績がある、地域で評判の良い業者を選びましょう。また、業者との契約は書面で詳細を確認し、工事内容や保証条件を明確にしておくことが重要です。

リフォーム訪問販売の悪徳業者は、外壁塗装などの専門性が高い分野を狙い、

消費者に高額な費用を請求するケースが後を絶ちません。被害を防ぐためには、

冷静な対応と適切な情報収集が欠かせません。今回ご紹介したポイントを参考に、

悪質な業者に引っかからないよう注意してください。安心してリフォームを進めるためには、

信頼できる業者との透明なコミュニケーションが鍵となります。

スサキ塗装(株)